モータースポーツジャーナル

サーキットを揺るがす轟音、アスファルトに刻まれるタイヤ痕。コンマ1秒を削り出すための情熱とテクノロジーの物語。スピードに魅せられたすべての人へ贈る、モータースポーツの最前線。

【ガチ比較】トヨタ シエンタ vs ノア!家族持ちの俺が選ぶなら断然こっち!後悔しないミニバン選びの全て

 

「そろそろ家族のためにミニバンが欲しいけど、どれを選べばいいか分からない…」そんな悩みを抱えているそこのアンタ、必見だぜ。

コンパクトで使い勝手がいいと評判の「シエンタ」と、ザ・キング・オブ・ファミリーカーの風格漂う「ノア」。 どっちもトヨタの人気車種だけど、実際どっちが俺たちのライフスタイルに合ってるんだ?

今回は、この永遠のライバルとも言える2台を、俺が実際に見て、触って、徹底的に比較してきた。 見た目のかっこよさから、家族が喜ぶ内装の使い勝手、そしてお財布に直結する燃費や価格まで、リアルな目線で語っていくぜ。



この記事を最後まで読めば、アンタとアンタの家族にとって最高の相棒がどっちなのか、きっと見えてくるはずだ。 後悔しない車選びのために、しっかりついてきてくれよな!

■まずは基本情報から!シエンタとノアってどんな車?
比較を始める前に、まずは今回比較する2台の選手紹介からいこうか。

トヨタ シエンタ HYBRID Z (5人乗り)
トヨタ ノア HYBRID S-Z (7人乗り)
どっちもイマドキのハイブリッドで、燃費も走りも期待できる上位グレードを用意した。 本当はシエンタも7人乗りで比べたかったんだが、今回は5人乗りモデルでの比較になる。 まあ、シエンタには7人乗りもちゃんとあるから安心してくれ。

シエンタは「コンパクトミニバン」ってカテゴリーで、その名の通り、取り回しのしやすいサイズ感が魅力だ。 一方のノアは「ミドルサイズミニバン」で、ヴォクシーっていう兄弟車もいるな。 こっちは広々とした室内空間が自慢だ。

じゃあ、具体的に何がどう違うのか、早速見ていこうぜ。

■サイズ・燃費・価格!数字で見るリアルな違い
車のキャラクターを知るには、まず数字を見るのが一番早い。 大きさ、燃費、そして一番気になる価格。 この3つを比べてみよう。

◇サイズ感は思ったより差がない?いや、結構違う!
まずはボディサイズから。

車種 全長 全幅 全高 ナンバー
シエンタ 4,260mm 1,695mm 1,695mm 5ナンバー
ノア 4,695mm 1,730mm 1,895mm 3ナンバー
Google スプレッドシートにエクスポート
こうして見ると、やっぱりノアは一回りデカいな。 特に長さは約40cmも違う。 これは駐車場や狭い道での取り回しに結構な差として現れるだろうな。 運転が苦手な人にとっては、この差はかなり重要だ。

でも、面白いのが車幅だ。 意外と4cmくらいしか違わない。 数字だけ見ると「あれ、そんなもん?」って思うかもしれないが、この数センチが実際には結構な違いを生むんだ。 特にドアミラーまで含めた幅を考えると、ノアの方がより慎重な運転が求められる場面は多いだろう。

高さも20cm違うから、立体駐車場に入れるときは注意が必要だな。 シエンタならほとんどの場所で問題ないだろうが、ノアは高さ制限を事前にチェックする必要があるかもしれない。

◇燃費はシエンタの圧勝!でもノアも凄かった
次に燃費。 家族を乗せて走るなら、ガソリン代は少しでも安く抑えたいよな。

シエンタ: 28.4km/L。

ノア: 23.0km/L。

これはもう、シエンタの圧勝だ。 リッター28kmオーバーは、もはやコンパクトカー並み。 いや、それ以上か。 この燃費性能は、毎日の送り迎えや買い物で車を使う家庭にとって、とてつもない武器になるぜ。

じゃあノアはダメなのかっていうと、そんなことは全くない。 このデカいボディでリッター23km走るってのは、正直驚異的だ。 昔のミニバンの燃費を知ってる俺からすると、信じられない数字だぜ。 技術の進歩ってすげえな。

長距離ドライブが多い家族でも、これならお財布をあまり気にせずに出かけられるだろう。

◇価格差は約70万円!この差をどう考える?
そして、一番シビアな問題、価格だ。

シエンタ HYBRID Z: 2,996,600円
ノア HYBRID S-Z: 3,670,000円
その差、約70万円。 これはデカい。 車選びにおいて、この価格差は無視できないよな。 「70万あったら、家族で何回旅行に行けるんだ?」なんて考えちまう。

ただ、この後で詳しく見ていくが、ノアにはその価格差を納得させるだけの装備や広さが備わっているのも事実だ。 単純に価格だけで判断するんじゃなく、「自分たちの使い方に、その価値があるか?」っていう視点で考えることが重要になってくる。



■見た目が9割!?第一印象で選ぶフロントフェイス対決
さて、ここからはお待ちかねのデザイン対決だ。 毎日乗る車だから、やっぱり見た目は超重要。

シエンタ:愛嬌のある個性派フェイス
まずはシエンタから。 モデルチェンジしてから、めちゃくちゃ可愛くなったよな。 特徴的なのは、この丸みを帯びたヘッドライト。 YビームのLEDで、夜でもしっかり明るい。

そして、個人的にグッとくるのが、グリルの横にちょこんと入った「SIENTA」のロゴ。 こういう遊び心、俺は大好きだぜ。 全体的に角が取れた優しいデザインで、威圧感がないから街にも自然に溶け込む感じがする。

フロントグリルもメッシュのブラックで、変に主張しすぎてないのがいい。

◇ノア:迫力満点のオラオラ系フェイス
一方のノアは、もう「威風堂々」って言葉がピッタリ。 とにかくフロントグリルがデカい!メッキパーツをふんだんに使っていて、迫力満点だ。 今回見た車はモデリスタのエアロが付いてたから、さらにイカつさが増してたな。

まあ、正直このデザインは好き嫌いがハッキリ分かれるところだろう。 俺?うーん、ちょっとギラギラしすぎかな、なんて思ったりもする。

あと、ハイブリッドのエンブレム。 トヨタマークの縁が青くなってるやつ。 シエンタもそうなんだけど、ノアのこの顔で青い縁取りは、なんかちょっと浮いて見える気がしなくもない。 まあ、これは好みの問題だな。

■横から見ても抜かりなし!サイドデザインと乗り降りのしやすさ
次はサイドビュー。 タイヤと、家族にとって超重要なスライドドアの乗り込み口をチェックするぜ。

◇タイヤ&ホイールの違い
シエンタ: 15インチ スチールホイール(キャップ付き)
ノア: 17インチ アルミホイール
ここは明確に差が出たな。 シエンタは15インチのスチールホイールにホイールキャップが付いてるタイプ。 まあ、実用上は全く問題ないんだが、見た目の満足度で言うと、やっぱりノアの17インチアルミホイールに軍配が上がる。

足元が引き締まって見えるし、高級感があるよな。

◇乗り降りのしやすさは工夫次第?
スライドドア付きの車で一番大事なのが、乗り込みの高さだ。 小さい子供やおじいちゃんおばあちゃんを乗せるなら、ここは絶対に譲れないポイント。

シエンタの乗り込み口の高さ: 約33cm
ノアの乗り込み口の高さ: 約45cm(ステップ無しの場合)
なんと、シエンタの方が10cm以上も低い!これは驚きだ。 33cmっていうのは、本当に楽に乗り降りできる高さ。 子供が自分で乗り降りするのも簡単だし、重い荷物を抱えていてもスムーズだ。

じゃあノアはダメなのか?いや、そうじゃない。 今回見たノアには「ユニバーサルステップ」っていうメーカーオプションが付いてた。 これはスライドドアを開けると自動で出てくるステップで、これを使うとステップまでの高さが約20cmになるんだ。

これならシエンタよりもさらに乗り降りしやすい。

ただ、問題はこれが「オプション」だってことだ。 もし付けなかったら、45cmの段差を「よっこいしょ」って登らないといけない。 これは正直、かなりキツい。 ノアを選ぶなら、このユニバーサルステップは必須装備と言っていいだろうな。

最初から標準で付けといてくれよ!って思うのは俺だけじゃないはずだ。

■後ろ姿も重要!個性が見えるリアデザイン
車のデザインは、後ろ姿にもそのキャラクターがよく現れる。

シエンタ:遊び心のある個性的なリア
シエンタは後ろから見てもやっぱり個性的だ。 LEDのテールランプがボディの側面にまで回り込んでるのが面白い。 ストップランプの光り方も独特で、一目でシエンタだと分かるデザインだ。 フロントと同じように、リアにもさりげなく「SIENTA」のロゴが入ってるのもいい感じ。

全体的にコンパクトで、まとまりがある印象だな。

◇ノア:デカくて四角い!王道のリアビュー
対するノアは、後ろから見てもとにかくデカい。 そして四角い。 テールランプはフルLEDで、特にこのS-Zグレードはバックドア側まで光るから、夜間の存在感は抜群だ。 良くも悪くも「これぞミニバン」っていう王道のスタイル。

安心感はあるけど、ちょっと面白みには欠けるかもしれないな。 まあ、ここも完全に好みの世界だ。

■本領発揮!内装と使い勝手を徹底比較
さあ、いよいよ本丸の内装対決だ。 家族が一番多くの時間を過ごす場所だから、ここは徹底的にチェックしていくぜ。

◇運転席周り:シエンタの工夫 vs ノアの高級感
シエンタの運転席
まず乗り込んで感じるのは、見晴らしの良さ。 そして、収納の多さだ。 ドリンクホルダーはもちろん、スマホを置くのにちょうどいいスペースや、プッシュで開く小物入れなど、「ここに収納があったら便利なのに」っていう場所にちゃんとある。

これは嬉しいポイントだ。

メーターは7インチのカラーディスプレイで、視認性は抜群。 ナビも10.5インチとデカくて見やすい。 ただ、ちょっと残念なのがパーキングブレーキ。 今どき珍しい足踏み式なんだよな。 まあ、慣れれば問題ないんだろうけど。

シートはファブリックで、ブラックだけじゃなくカーキやフロマージュといったオシャレな色が選べるのも面白い。 肘掛けもちゃんと付いてるし、センターコンソールがない分、足元が広々としていて開放感があるぜ。

ノアの運転席
ノアの運転席は、一言で言うと「高級感」だ。 まず、パーキングブレーキが電動!オートホールド機能も付いてるから、信号待ちでブレーキペダルを踏み続けなくてもいい。 これはマジで楽だ。

メーターやナビのサイズはシエンタと同じだけど、内装全体の質感がやっぱり一枚上手。 合成皮革とファブリックを組み合わせたシートは見た目も座り心地もいいし、なんと言ってもシートヒーターが標準装備なのがデカい。

冬の寒い朝、エンジンが温まる前からお尻を温めてくれるこの機能、一度味わうと手放せなくなるぜ。 シエンタだとオプションだからな。 この差は大きい。

◇後席の快適性は圧倒的にノア?
家族のためのミニバンなら、後席の快適性は超重要だ。

シエンタの後席
シエンタの後席でまず嬉しいのが、サンシェードが標準で付いていること。 日差しが強い日に、寝ている子供の顔に直接日が当たるのを防げる。 これは地味にありがたい。

ただ、最大のウィークポイントは、リアエアコンがないことだ。 一応、天井に風を送る「サーキュレーター」をオプションで付けられるらしいんだが、真夏の炎天下で後席までしっかり冷えるかは、ちょっと疑問が残る。 5人乗りならまだしも、7人乗りで3列目まで使うとなると、これはかなり厳しいんじゃないか?

ノアの後席
その点、ノアは全く心配ない。 フロントとは独立して温度設定ができるリアオートエアコンが標準で付いている。 これはもう、後席の快適性が段違いだ。 夏は涼しく、冬は暖かく。 どの席に座っても快適に過ごせる。 このサイズの車なら、リアエアコンは必須と言っていいだろう。

もちろん、サンシェードも標準装備。 充電用のUSB端子も、配線を隠せるスマートな場所に設置されていて、よく考えられているなと感じたぜ。

◇荷物はどれだけ積める?ラゲージルーム対決
最後に荷室をチェックしよう。

シエンタの荷室
今回見たのは5人乗りだから、さすがに荷室は広々。 シートを倒せば、それこそ自転車だって積めそうな広大なスペースが出現する。 アウトドアや大きな買い物にも十分対応できるだろう。 ただ、バックドアが手動で、しかも結構大きいから開閉時に少し重さを感じたな。

7人乗りになると、3列目シートがある分、荷室はかなり狭くなる。 これはミニバンの宿命だな。

ノアの荷室
ノアは3列目シートを跳ね上げた状態でも、かなりの荷物を積むことができる。 さらに、床下にも巨大な収納スペースが隠されているんだ。 この収納力は本当にすごい。 ベビーカーを積んで、さらにスーパーで買った大量の食料品を積んでも、まだ余裕がある感じだ。

今回見た車はパワーバックドア(オプション)が付いていたから、ボタン一つで開閉できて楽ちんだった。 荷物で両手がふさがっている時には、めちゃくちゃ便利な機能だ。

さて、ここまでシエンタとノアを徹底的に比較してきた。 どっちも本当にいい車で、甲乙つけがたいのが正直なところだ。

シエンタは、こんな家族におすすめだ。

主に街乗りで、狭い道や駐車場を使うことが多い
運転のしやすさと、圧倒的な燃費の良さを重視する
乗車人数は4〜5人がメイン
とにかくコストパフォーマンスを追求したい
コンパクトなボディに工夫が満載で、日常の使い勝手は抜群。 価格も比較的手頃で、まさに「賢い選択」と言える一台だな。

一方、ノアはこんな家族にこそ乗ってほしい。

週末は家族みんなで長距離ドライブや旅行に出かける
6人以上で乗る機会が多い
後席の快適性や、内装の高級感を重視する
荷物をたくさん積んでアウトドアなどを楽しみたい
広大な室内空間と充実した装備は、移動時間を快適な家族の時間に変えてくれる。 価格は高いが、それに見合うだけの価値は十分にある。

じゃあ、最終的に俺がどっちを選ぶか?
…うーん、悩むな。 めちゃくちゃ悩むが、今の俺のライフスタイルを考えると… シエンタ かな。

理由は、やっぱりその絶妙なサイズ感と取り回しの良さだ。 都心部で生活していると、ノアのサイズを持て余してしまう場面が多そうなんだよな。 それに、俺はそんなに大荷物を積むこともないし、大人数で移動する機会も少ない。

だったら、シエンタのコンパクトさと経済性の方が、今の俺にはフィットしてる。 モデルチェンジしてからの、あの愛嬌のあるデザインも結構気に入ってるしな。

もちろん、これはあくまで俺個人の意見だ。 子供がもっと大きくなったり、家族構成が変わったりすれば、ノアの広さや快適性が魅力的に映るだろう。

結局のところ、車選びに絶対の正解はない。 一番大事なのは、アンタとアンタの家族が、その車でどんな生活を送りたいかだ。

このブログを読んで、少しでもシエンタとノアの違いが分かったら、次はぜひディーラーに足を運んでみてくれ。 カタログを眺めているだけじゃ分からないことが、実車に触れるとたくさん見えてくる。 運転席に座って、スライドドアを開け閉めして、家族みんなで後席に乗り込んでみるんだ。

そうすれば、きっと「これだ!」と思える、最高の相棒に出会えるはずだぜ。 アンタの車選びが、最高の思い出になることを祈ってる!